看護師は、仕事からストレスや疲労が溜まりやすく、個人差はあるものの精神面の不調や体の痛みなどに悩まされる人も珍しくありません。特に、看護師として勤務を始めたばかりの人や子育てをしながら働いている人は、勤務先の仕事内容にもよりますが体に負担が掛かりやすいため、日々しっかりと健康管理を行うことが大切です。
病棟や外来、診療所といった医療現場の中で長時間働いている看護師は、運動不足になりやすい傾向があります。また、休憩時の間食や生活リズムの乱れなどにより、体重が増えてしまったり減量に時間が掛かったりすることもあります。
こうしたトラブルを防ぐには、看護師向けの研修会やセミナーなどの機会を利用して健康管理の大切さへの理解を深めたり、同じ職場に勤める先輩や同僚と情報交換をしたりすることが大事です。
一般的に、患者数が多い総合病院や公立病院の病棟で働く看護師は、夜勤などの変則勤務をこなしています。そのため、食事をとる時間が日によってバラバラになったり、十分な睡眠時間の確保が難しくなったりするケースが多々あります。
また、食事の内容によっては栄養バランスが偏ってしまうこともあります。そういう場合は、なるべく自分でレシピを考えて調理をするよう心掛け、職場内に管理栄養士がいれば相談するとよいでしょう。
若い頃から職場内で行われる定期健康診断を受けるのはもちろん、自分の生活習慣の特徴や、健康上の問題点についてきちんと理解をしておくことも重要です。