頭が重たい、あくびが何回も出る、だるさを感じる、といった状況は、身体が悲鳴をあげている証拠です。不定愁訴と言われる状態であり、放置しておくと精神疾患を誘発する可能性があります。
また、人と会話するのが面倒になる、注意力が散漫になる、声がかすれる、などの違和感がある場合も注意が必要です。身体が以前と違うと感じられるときは、体調が乱れているのかもしれません。
看護師は業務の性質上、夜勤入りが多くなりやすい傾向があります。夜勤が原因で体調を崩してしまうケースは多く、特に夜型の生活が苦手な看護師に多く見られます。
夜勤による身体の負担を軽減するには、2時間程度の仮眠をとるとよいでしょう。それにより、仕事の疲れを軽減できます。
睡魔に襲われた場合は、20分程度の仮眠をとることで眠気を軽減させることができます。
眠たい状態を我慢するのは、心身に大きなストレスになります。眠気を撃退するために覚醒作用のある医薬品やコーヒーなどを利用するケースは多いですが、眠気を一時的にごまかすだけであり、睡眠の代用にはなりません。
睡眠は健康管理の基盤となるため、まずは睡眠が不足しないように注意しましょう。
また、睡眠不足は、生理不順や循環器の疾患などのリスクにつながります。看護業務にも影響し、重大なミスを誘発する可能性が高くなります。
看護師が重視したい健康管理には食生活もあり、1日3食をバランスよく食べることが大切です。食べることで脳が元気になり、ストレス耐性の向上にもつながります。